NZワイナリー訪問 in Marlborough③

NZワイン視察の旅

NZワイナリー訪問 in Marlborough②からの続き

「Greywacke」の次は、そのまま「Framingham」へ向かいます。

期待値の高まるエントランス

1981年に最初にブドウを植樹して以来(Marlboroughで最も古いリースリングのブドウの木!)、Framingham(フラミンガム)はニュージーランドでリースリングのリーダーであり、Wairau Valleyでオーガニックに取り組むパイオニアとして知られています

ワインメーカーのAndrewとブドウ栽培家のJamesは、共に「好きなことを仕事にする」をポリシーにしているので、「自分たちが飲みたいと思うワインだけを造る」ことにしています。とはいえ、ひとりよがりのワインを造るわけではなく、非常に洗練されたフレーヴァーとクオリティを提供しています。今ではソーヴィニョンブラン、ピノノワールなども高く評価されていて、特に私も大・大・大好きなデザートワインはBob Campbell MWからほぼ満点の99ポイントを獲得するほど。

音楽をこよなく愛する彼らは、広いガーデンでミュージックイベントを開催することもしばしば。お客さんが思い思いの場所に座って音楽やテイスティングを楽しんだり、スタッフもみなエネルギッシュで楽しそうにワインをサーブしているのを見て、こちらも幸せな気分になりました。

Framinghamのワインはこちら

シラーの比較テイスティング

FROMM(フロム)は1992年設立の比較的若いワイナリー。赤ワインをメインに造っていますが、その中でもとりわけピノノワール、シラー、マルベックが有名。どうしてもテイスティングが出来ればと思い、セラードア前で電話アタックした際、忙しい中快く招き入れてくれました(タイミングも良かったようで、グループテイスティングがそろそろ終わるかも・・ぐらいの時だったのが幸い)。

せっかく来たならと、一番お薦めのピノ&シラー各2/メルローマルベック/マルベック 計6グラス味わう「Signature Tasting」をオーダー(時期的にはNZはまだ夏なので、シャルドネやロゼを含む「Summer Tasting」もあったし、赤ワインだけを堪能する「Red Wine Tasting」、ピノノワールのみを楽しむ「All About Pinot Noir」もチョイスとしてはあります)。

試飲したどのワインもそれぞれ果実味が豊富でアタックも力強い。しかもタンニンは細やかでありながらしっかりとしたストラクチャー、口当たりも非常にシルキーでバランスがとれていました。

あー、本来であればこういう素晴らしい赤はゆっくりと嗜みたいところなんだけれど、悲しいかな、テイスティングは全てスピットアウトしなきゃなんだよねー。

というわけで、今回のおもてなしに心からの御礼をお伝えし、FROMMを後に。

突然現れるモダンなワイナリー「Spy Valley」

NZ国内ワイナリーの中でもモダンなデザインが光るSpy Valley Wines(スパイヴァレー ワインズ)。

FROMMの後だと相当対照的な感じ。クラッシックな感じも好きだし、こういったモダンな感じもどちらも好きなので、ワイン以外の要素も楽しめて嬉しい!

テイスティングは室内でもできるし、眼の前の広大なヴィンヤードを眺められる外でもOK。私自身はゆっくりと中でテイスティングをした後に、畑を散策(これは役得♪)。ぶどうも摘まんで良いとスタッフの方が言ってくれたので、頬張りながら今年の出来についてお話を伺いました。

2000年の設立以来、ソーヴィニョンブランが圧倒的に評価が高いSpy Valleyですが、ピノノワールやシャルドネなんかも今グイグイ来ている気がします♪


オマケ。

この日のディナーは街中の大人気スポット「Scotch」で。観光客よりは地元のお客さんで連日溢れかえっていました。

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