駆け足の試飲会、でも確かな出会い
ニュージーランド大使館でのイベント、翌朝のマスタークラスセミナーと続いたNZワインウィーク。
その流れで参加したのが、ニュージーランドワインの業者向け試飲・商談会です。
時間に限りがある中、インポーターさんやワイナリー関係者へのご挨拶を優先しつつ、
今後のお取り扱いにつながる新しい出会いもあり、慌ただしくもありがたい時間に。

↑ 試飲会の雰囲気は@nzwineloverのInstagramでもご紹介しています🍷
Felton Roadセミナー:深く、静かに響く“テロワール”
そんな濃密な数日を過ごしたあとの2日後、改めて参加させていただいたのが、Felton Roadのワインメーカー Blair Walterさんによるテイスティングセミナー。ご存知の方も多いかもしれませんが、Felton Roadは1991年、セントラル・オタゴのBannockburnに設立された名門ワイナリー。
ピノ・ノワールをはじめ、シャルドネやリースリングにおいてもNZを代表する造り手として世界的に評価されています。
実際、今年2024年の「The Real Review – Top Wineries of New Zealand」では堂々の第1位に輝いており、毎年トップ常連の実力派ブランドです。
NZ wineloverでも、立ち上げ当初より取り扱わせていただいていて、個人的にも思い入れの強いワイナリーのひとつ。
ブレアさんの言葉で味わう、6フライトの深淵

今回のセミナーでは、畑ごとの個性にフォーカスしたピノノワールの比較テイスティングと、
ヴィンテージ違いのリースリングを含む計6種類を試飲させていただきました。
🍷テイスティングフライト:
- Pinot Noir Bannockburn 2022
- Pinot Noir Cornish Point 2022
- Pinot Noir Calvert 2022
- Pinot Noir MacMuir 2022
- Riesling Bannockburn 2023
- Riesling Bannockburn 2019
それぞれの畑が持つ風景や土壌の違いが、香りと味わいにどう表れてくるのか——
まさにテロワールを感じる感覚を研ぎ澄ませるような時間でした。
Blairさんはとても気さくで、どんな質問にも丁寧に答えてくださり、
終始なごやかな雰囲気の中にも、真摯な造り手としての一面を垣間見ることができました。
25周年記念のサプライズと、Bannockburnという希望
セミナーの最後には、なんと!
現地で25周年の際に配られた限定のブックレットに直筆サインをいただき…まさかの嬉しすぎるお土産まで(しかも数量限定!)。
Felton Roadが拠点を置く**Bannockburn(バノックバーン)は、2022年にセントラル・オタゴ内のGI(地理的表示)**に正式登録されたばかり。
今後さらに注目度を増すであろうこの地から、NZピノノワールの未来を見たような気がします。

おわりに
6月はとにかくイベントが盛り沢山で、嬉しい悲鳴をあげる日々。
あちこちへお声がけいただき&参加させていただける喜びに震えながら、ワインの幅広さと造り手の想いに触れられる、とても濃密な一ヶ月。
Felton Roadはもちろん、今後もNZ wineloverでは魅力的なNZワインを引き続きご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
Cheers🍷
NZ winelover
📚 今日の沼ログ とは?
NZ wineloverが、NZ wineloverが日々出会うNZワインイベントの記録です。
飲んで、学んで、そしてちょっと沼る——
そんな体験を、ゆるっと時に真剣に綴るシリーズです。
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