ハンバーガーでお腹を満たした後は、車で約2時間ほどかけてMarlborough(マールボロ)へ移動。
マールボロは、ニュージーランド国内最大のワイン産地(全国総面積の約 3 分の 2を占めます!)なので、聞いたことがある方も多いかもしれません。サブリージョンは「Southern Valleys」、「Wairau Valley」、そして「Awatere Valley」の3つ。
●Southern Valleys(サザンバレー)→5つの小地域から構成され、それぞれ土壌と気候はさまざまですが、大体Wairauよりも重く粘土を多く含む傾向アリ。各土地の利点に応じて幅広い品種が栽培されていて、ピノノワールやアロマティック品種が生産されること多し。
●Wairau Valley(ワイラウバレー)→潮風がおだやかな海岸沿いの場所で、砂利の多い川床の土壌。ここで造られるワインは、どれも果実味の強さとボディを持っていることが特徴。
●Awatere Valley(アワテレバレー)→地理的に最も特徴的なサブリージョンで、Wairauの南に位置し、海から内陸に伸びKaikoura山脈を登っていくイメージ。冷涼で乾燥し風も強いため、鮮やかで芳醇なピノノワールとドラマチックなソーヴィニヨンブランが多く生まれる地域。
Marlboroughでは、書きたいことが沢山あるのでブログもちょっとずつ分けて書こうと思います。
■Whitehaven

Marlboroughでのワイナリー訪問トップバッターは、「Whitehaven(ホワイトヘイブン)」。
もうン十年も前のことですが、あの衝撃だけは忘れられません。飲んだのはピノグリとソーヴィニョンブランでしたが、このワインが私をNZワインワールドへと引きずり込んだ「きっかけワイン」の一つです。



セラードアは、外のガーデンテラスも含めてお客さんでいっぱい。その中を縫うようにまずはスパークリングをオーダー。
テイスティングをしながら、自分が今まさにここに立っている・・ということが不思議に感じて。いろんな思いが胸を去来しました。
千本ノックのように飲んできた量が違うから、Whitehavenに関してはブラインドでも当てる自信があって、大抵どこで出されても答えを導き出せます。今回ニュージーランド航空のワインサービング時「ソーヴィニョンブランをお願いします」と言ってグラスで持ってきてくださった時も、即答でした(ドヤ顔)!
ただ、旅は始まったばかり。思い出に浸っている場合ではなく、次へと歩を進めます。
2021年のヴィンテージは速攻でソールドアウトしてしまいましたが、2022ヴィンテージを試したい方は下記からどうぞ↓:
■Astrolabe Wines

ワインメーカーSimon Waghorn氏は、前出のWhitehaven元チーフワインメーカー。
渡航前に連絡した時&到着時はまだセラードアを建設中だったのだけれども、忙しい中とっっってもウェルカムで、未完成の建物内を全て見せて回ってくださったり、日本未入荷のワイン含む全てをテイスティングさせてくださいました。
私自身Simonさんが造るワインのスタイルが好きで、こちらもNZ winelover立上げ前より随分と飲んできたと思います。ソーヴィニョンブラン、ピノノワールは言わずもがな、シャルドネ、ピノグリ、リースリング、シュナンブランも秀逸。



今回特に気に入ったのは、シャルドネの「THE FARM」。高貴な香りと味わいに魅了されます。この「THE FARM」を産み出すブドウ畑は、Simonさんが「Astrolabe」の名前を冠して作った最初のワインでもありこの葡萄でもあったため、とても思い入れある畑として大切に扱っておられます。値段はやはり張りますが、それだけの価値は充分ある!
その他、当ショップ限定取扱いワインもいくつかあるので、ぜひ覗いてみてください。
■地元スーパー「countdown」

ワイナリーではないけれども、地元スーパーを視察するのも現地を知るためには重要!
いやー、やっぱりワインの充実度が凄いというか、素晴らしい。値段もピンキリで揃って本当に見応えあり。こんな棚が何列にも渡ってあるからね、最高だなー。



自分にはここのエコバッグというか普通のショッピングバッグを思い出に購入。
オマケ。
夕食はAstrolabeでお薦めされたインド料理「The Tamarind Indian Restaurant」!なぜニュージーランドでインド料理・・・は愚問。今NZではタイ料理やインド料理などのエスニック料理が流行っているのです。とにもかくにも、とっても美味しくて大正解でした。


コメント