NZワイナリー訪問 in Nelson

NZワイン視察の旅

Nelson(ネルソン)は、「サニーネルソン」と呼ばれるほどニュージーランド国内でもっとも日照時間が長く好天に恵まれた小さな港町。

到着した朝は曇り空だったため初日から雨か・・?と若干心配になりましたが、空港のレンタカーで予約済みの車に乗り込むまでには本領を発揮してくれ、まぶしい太陽と青空が!この日から始まるワイン視察の旅がきっと素晴らしいものになる予感。

少しだけサブリージョンについて紹介すると、ネルソンのサブリージョンは2つ:「Moutere Hills」と「Waimea Plains」。

Moutere(ムーテリー)→ワインに豊かさと質感を与える砂利が多い粘土質の土壌。

Waimea(ワイメア)→ムーテリーよりも軽くフレッシュなスタイルで明るい香りが特徴のワインが造られる、石が多い沖積土壌。

Nelsonでは、3軒のワイナリーを訪問。

看板すぐ裏に注目!!w ヴィンヤード隣の羊ちゃんたち

1番最初に訪れたのは、NZ winelover創設時から取り扱わせてもらっているBlackenbrook Wine。ワインメーカーのUrsulaが温かく迎え入れてくれました(夫のDanielは、スイス生まれのニュージーランド育ち。このあと最後にご紹介する「Seifried」でチーフワインメーカーを務めた経験も)。

まずは、ブドウ畑に向かい、ピノグリやピノノワールなど収穫間近のぶどうを一粒かじりながら今年の見通しや売れ筋についての情報交換。そのあとは貯蔵庫も覗きつつ、お待ちかねのテイスティングへ。※こちらは一般向けのセラードア(ワインを提供するショップやスペース)のご用意はございません(2024年2月時点)。

「ほとんど知ってると思うけど、一応テイスティングする?w」と言いながら当ショップで扱っているワインもサーブしてくれましたが、日本へ未入荷のものも試してみたかったので、もしそんなワインがあればと思いリクエスト。そうしたら、「あるわよ、実は!」と言いつつ既に出荷準備が出来ていた一箱から取り出してくれたモンテプルチアーノ。濃いベリーの色調に、香りも芳醇なそれは、少量生産のためNZ国内での流通もまだ少ない貴重な一本。ブラックベリーやプラムのジューシーさ、ブラックペッパーのスパイシーさがしっかりと感じられる、リッチで力強い味わいがとても印象に残りました。

Blackenbrookのワインはこちら

Neudorfエントランスにて

お次は、Neudorf Vineyards。ドイツ語で「新しい村」を意味し、読み方は「ノイドルフ」。でも英語圏の方あるあるですが、たまにニュードルフと読まれてしまうことも。

シャルドネがとかく有名なワイナリーで、1993年英国「WINE」誌主催の「世界ベスト・ワイン・テイスティング」シャルドネ部門で優勝し、その名が一躍世界に。ボブ・キャンベル MWは、2014ムーテリー・シャルドネを「最高のブルゴーニュの白」とコメントして初めて最高点である100点を付け賞賛。さらにさらに、今年からは元「Prophet’s Rock」のPaul Pujolがワインメーカーとして加わり更にパワーアップ必至。

セラードアの造りも素晴らしく、ブドウ畑を目の前にテイスティングスタート。ニュージーランドでは見慣れた光景で、羊たちも当然のようにいますが、こちらのは珍しく顔が黒いタイプ!人懐っこいワインドッグとも戯れながら、沢山ある品種をそれぞれ試飲していきます。

セラードアの方が非常に知識豊富かつスマートに説明してくれるおかげで、しっかり一つひとつのワインに向き合え、深堀りすることができました。

ノイドルフでは、日本未入荷のワインを自分用のお土産として購入し、その場をあとに。

Neudorfのワインはこちら

レストランも併設

Seifriedは、1973年にオーストリア人の夫ヘルマン・サイフリードとニュージーランド人の妻アグネスがムーテリーに初めてブドウを植えたことが始まり。美しいワインを造ることに焦点を当て、情熱を注ぐ家族経営のワイナリーです。 ワインもオーストリアらしい品種を造るなど、よりらしさを追求していて個性が光ります。

ただ・・・。この日はタイミング的に猛威を振るっていたインフルや風邪の影響でスタッフの方々が出勤できず、「本来ならオープンしている時間なのにごめんね」と急遽クローズ・・・。まあそれは本当誰が悪いわけでもないからしょうがない。

レストランもあるので、次回また来た時を楽しみにします!

Seifriedのワインはこちら


オマケ。

気を取り直してランチで食べた絶品バーガー。Nelsonはめちゃくちゃバーガー屋さんが多いことでも有名。機会があれば「Burger Culture」に行ってみてね!

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